2017年1月7日土曜日

ブルージュ(ブルッヘ)弾丸旅行〜その2

この年末年始は、久しぶりに何もせずどこにも出かけず、のんびりと過ごすことが出来ました。そこで、昨年一年を振り返る余裕も生まれて、少しブログに何か書いてみようかという気になっている次第です。今さらの感もありますが、もう少しお付き合いください。
さて、前回の続き
、6月9日(木)の午後 ブルージュのカーテライネにて旋回橋を待つこと約20分、ようやく橋が開通してカーテライネ通りへ、そして旧市街中心部へ歩を進めました。
いつものことながら、観光地のおおよその地図と方角は僕の頭に入っていますが、具体的にどの美術館に何がある、あるいはここに来たならこれだけは必ず見るべしというものについては、事前に調べずにブルージュへ来てしまいました。つまり行き当たりばったりなので、旅行が終わった後、近くまで行ったのに「定番」を見逃していたり、また重要なものを見ていながら気がつかなかったということが起こりました。

グーグルでマイマップを作ってみました。Fのブルージュ駅からAの旋回橋までバスで。その後、カーテライネライネ通りをぶらぶらと歩きます。




カーテライネ通り


聖母教会が近づいてきました。しかし、この時点で一体何の教会かも分からず。


手回しオルガンの実演
         


 マリア通りとハイリゲゲースと通りの分岐

聖母教会の内部、ミケランジェロ作の聖母子像が有名です。ただ、やはりこの時はそんな素晴らしい像だとは知りませんでした。



それから、ブルゴーニュ公女マリーと父シャルル突進公の霊廟。やはり、霊廟だとは気が付きませんでした。しかし、荘厳な雰囲気でした。ほとんど観光客もおらず、静けさの中、自由に見て回りました。



オルガンのパイプの上にキリスト像




 聖母教会からマルクト広場へ向かう途中、大きな聖サルバドール教会へ寄りました(C)。立派なパイプオルガンがありました。

その後、旧市街の中心マルクト広場へ向かいました(D)。
ヨーロッパで五指に入る美しい広場だそうで、中心にはブルージュの英雄ヤン・ブレーデルとピーテル・デ・コーニング像があります。



ベルギーで最も古い庁舎と言われる、ネオゴシック様式の西フランダース州庁舎。 

それから、存在感のある鐘楼、残念ながら上に登る時間はありませんでした。

チョコレート店などを覗きながら、コンセルトヘボウの前を通って駅へ戻りました。
        ブルージュ コンセルトヘボウ


2017年1月1日日曜日

ブルージュ(ブルッヘ)弾丸旅行〜その1

時間が経つのは早い、そして年齢とともにさらに加速されるように感じます。昨年、「時間とは何か」という本を何冊か読みました。ある物理学者の「時間はない、あるのは今の連続」というお話もありました。また、かつてアインシュタイン博士は、一般相対性理論の簡単な説明として「好きな女性と一緒にいる時は時間が早くすぎるでしょう?」と言ったとか・・・また、ある本に「時間とは記憶」ともありました。もしかすると、思い出を忘れずに大切にすることが、過ぎゆく時間をいつまでも味わうことなのではないか、そして、その閉ざされた時にいつまでも自分は存在するのではないか、などと考えつつ。特に海外旅行など、非日常を経験している時は、時間の流れはまったく日常と異なるように感じます。

さて、昨年6月の旅行からは半年、前回の更新からも2ヶ月近く経過してしまいましたが、2016年6月9日お昼のベルギーにタイムスリップいたしましょう。大急ぎで12時頃までにブリュッセル市内観光を終え、中央駅に行きました。自動販売機でチケットの買い方がわからず、窓口に行って「ブルージュ(ブルッヘ)」へ行きたいのですが〜と言ってみたところ、すぐにIC(特急)が発車します。と言われ、流れで駆け込み乗車してしまいました。

       ブリュッセル⇔ブルージュ往復のチケット

車窓、右側

ブリュッセルからちょうど1時間でブルージュへ到着します。ブルージュ駅です。
午後2時も過ぎて、駅前で昼食を軽く済ませて、バスでとりあえず旧市街中心を目指すことにしましたが、

思ったより小さな町で、下車するタイミングも分からないうちに、ぐるっと旧市街を回って、ものの10分で駅に舞い戻ってしまいました。仕方がないのでもう一度同じバスで旧市街に行こうと、バスを降車せずに待っていました。数分後出発、ところが今度は全く違う方向に行ってしまい、大いに焦りましたが、かなり走った後最初の停留所で下車しました。そこは、市の南部で運河を挟んでカーテライネ通りの外れ、今になって振り返ると、とても観光に便利なところだったのです。



旋回橋で10分以上足止めを喰らいましたが、運河を渡ってカーテライネ通りを北進すれば、有名観光地を眺めつつ旧市街を縦断できるという、短時間観光のいわばベストコースとなりました。まさに怪我の功名です。

珍しい旋回橋開閉の様子です。





続く